ハリー・ポッターと謎のプリンス
ダンブルドアを手に掛けたスネイプ先生。
ダンブルドアに向けて死の呪文を放つスネイプ先生を見たハリー。
ハリーは思います。
「アイツはやっぱり敵だったんだ」
強い憎しみを抱くハリー。
事の真相は最終巻で明かされます。
真相を知っているからこそ、スネイプ先生を見ているのが辛くて涙が止まりません。
初めて読んだ時も泣いたラストでした。
純粋にダンブルドアが亡くなったことが悲しかった。
今は、スネイプ先生を思うあまりに涙が止まりません。
今際の際にハリーに託した記憶。
そこで明かされる真実。
固く閉ざした心の内にどんな思いを抱えていたのか…。
私はどうなろうと構わないと?ヴォルデモートを葬り去る事ができるなら、誰がどうなろうと構わないと?
愛した女性を救えなかった贖罪に、彼女の忘れ形見を護りたかっただけなのに、其れさえも利用すると?死ぬべき時のために護らせてきたと?
それでもやらざるを得ないと理解した時の彼の気持ちは計り知れません。
どうして彼ばかりが言い表せないような残酷な目に遭うのでしょう。
闇の勢力に堕ちたからですか。苦しみはその贖罪なのですか。