劇場版「薄桜鬼 第一章 京都乱舞」感想
大いにネタバレを含みます。
思い付きで書いているので、若干オカシイ所があるかと思います。
閲覧注意でお願いします。
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劇場版薄桜鬼 第一章 京都乱舞のDVDを衝動買いしました。
本当はBlu-rayのつもりだったんだけど、帰宅して確認したらDVDだったという、何ともマヌケな話です。
でも後悔はしてません。もうこの際観られたらそれでいい!と言う思いだけです。
しかも購入したのが初回版なので、最早何も言うことはありません。
さて、内容を観た感想ですが……。
なにこれ素敵過ぎる
冒頭の千鶴が逃げ惑うシーンから京都で浪士に襲われるシーンが繋がっていて、中々に憎い演出でした。
そして羅刹の登場。暴走した羅刹を斬り伏せる斉藤さん、それをニヤニヤ見ている沖田さん。
桜舞う、春の月を背景に登場する土方さんは本当に美しかったです。(土方さん贔屓なんです)
場面の切り替わりが激しいなというのが正直な印象。
でもこれは尺の関係上仕方の無いことですし、何度も何度も語られた話なので、今まで見てきた私は然程気になりませんでした。
微妙に時間がズレていたりというのは気付きませんでした。正直忘れてましたごめんなさい。
それでも、近藤さんが撃たれたシーンは「あれ?」となりました。
まさかここで死ぬの?近藤さんってもっと後で処刑じゃなかったっけ?と。
今回、千鶴の印象がかなり変わりました。
ウジウジしている時間の余裕はないのでしょう。以前に比べて強気な部分が多く見られました。
悩んで助けを待っている、そんな弱い千鶴ではありません。自ら小太刀を抜き、敵にその切っ先を向けます。
実際に千鶴が戦うシーンはありませんが、何の迷いもなく敵の前に飛び出して味方を庇おうとする姿はとても好感が持てました。
今回は「鬼」にスポットを当てていると言う話でしたね。
演出がかなり豪華になっていました。「人間では無い、鬼とはこれ程のものなのか……!?」と思わせるような、そんな演出。
千鶴の傷の治りから、池田屋での千景との共鳴?シーンとか。
コメンタリーで「羅刹は白髪、鬼は銀髪にしてるんです」と監督が仰っていたので、そこは後で改めて確認してみたいと思います。
諸々の展開をこえて、鳥羽・伏見の戦いですよ奥さん。
援軍を予備に行く所で裏切りに遭い撃たれる源さん。ボコボコにされていましたね。
そして最後の力を……と変若水を取り出すも、敵に踏みつけられて飲むことすら出来ず殺されてしまうあのシーン。
何度見ても辛くてどうしようもありません。結局自分はここまでなのか……。と言う源さんの嘆きが聞こえて来そうです。
かーらーのー、土方さん登場です。この人、あちこちに登場してましたね。いい所を掻っ攫っていきますね。
メインルートのキャラなので当たり前なのかもしれません。土方さん贔屓なので文句などありません。
千景との戦闘、長州薩摩の銃撃、変若水まで……。全てが美しくカッコよく、つい見とれてしまいました。
特にあの変若水のフタを口で外すところなんかもう……!
そして、
『いいかげん我慢ならねぇ
腰抜けの幕府も、邪魔くせぇてめぇら鬼も、女一人守れねぇこの俺も……
まがい物だと?それが一体どうした
俺達は今までも散々、武士のまがい物として扱われてきたんじゃねぇか
だけどな、何があっても信念だけは曲げねぇ
まがい物だろうがなんだろうが、貫きゃ誠になるはずだ
羅刹の俺がお前を倒せば、俺は、俺達は、本物になれるってこったろう!!』
ですよ。たまりません。本当にたまりません。
武士に憧れて、武士になりたくて、真似をはじめて、でも「所詮偽物じゃないか」と嘲笑われて。
私には武士に憧れる彼らの気持ちなど、到底理解できません。でも、憧れて貫き通してきた信念を嘲笑われて黙っていられないのは分かります。
この台詞に、彼の全てが懸けられているような気がして、やっぱり涙なしには見られませんでした。
最後、千鶴を抱き走り抜けていくシーンで、第一章は終了です。
この抱き寄せシーンは西本願寺に千景が急襲をかけた時にもありましたね。
スチルでもありましたけど、土方さんルートでもかなりお気に入りのシーンだったりします。
抱き寄せられるとかたまらんですよね。
まだ1周しか出来てないので、漏れが多分にあると思います。もう2周くらいしたい…。
コメンタリーも全部聴けてないし。森久保×津田まで到達できてない…。
でもその前に劇場に第二章を観に行きたいです。これはやっぱり劇場で観てナンボですよ。
今週末がラストチャンスですかね。逃すわけにはまいりません。
薄桜鬼、大好きです。